マメルリハ遺伝を実例で【ケーススタディ】

民間療法
03 /31 2012
前回の続きです。
今度は、形質が2種類に増えます。ややこしくなりますが、実は1種類のときとかわらないです。
また、マメルリハのカラーを決める遺伝子は、みんな独立していて干渉しあいません。(現在国内ショップに流通している、ごく一般的な種類においてですが)
 
★グリーンsp/アメリカンイエロー&ブルー の両親から生まれたブルーの仔は、どんな因子を持っていますか? 
これを記号であらわしてみましょう。
ノーマル(優性) YY   イエロー(劣性) yy 
ノーマル(=グリーン・優性) BB  ブルー(劣性)bb とすると、
 
グリーンsp/アメリカンイエロー&ブルー は
BbYy となります。

 
この親からできる生殖細胞は
BY bY By by の4パターン。
(一種類につき1本ずつを親からもらっています)
 
父と母の生殖細胞が受精して組み合わさると、

1203312.jpg

BBYY グリーン(何もなし)
BBYy グリーンspアメリカンイエロー
BbYY グリーンspブルー
BbYy グリーンspアメリカンイエロー&ブルー
BByy アメリカンイエロー
Bbyy アメリカンイエローspブルー
bbYY ブルー
bbYy ブルーspアメリカンイエロー

bbyy アメリカンホワイト
  
うち、アメリカンホワイトbbyyは、アメリカンイエローとブルー、2つの劣性遺伝子が揃ったもの。
  
ブルー太文字の2パターン。
イエローを受け継いでいる場合、いない場合のどちらもありえます。
1203311.jpg



★このブルーに組ませる相手は、どんなカラーがいい?  
アメリカン系の仔を狙いたいご希望でしたので、
アメリカンイエローspブルーを第一候補、
アメリカンホワイトを第二候補におすすめしてみました。
(これは、あくまで一例。ご縁やお好みで…)  

ブルーspイエローだったと仮定した場合
記号であらわすと bbYy です。 
生殖細胞は bY と by の2パターン。
 
イエローspブルーを記号で表すと Bbyy 
生殖細胞は By と by の2パターン。

1203313.jpg
 

組み合わせると
BbYy グリーンspイエロー&ブルー
bbYy ブルーspイエロー
Bbyy イエローspブルー
bbyy ホワイト
  
の4パターン。4色丼です。
机上の理論なので、実際は偏って出たりしますが、兄弟全部違う色かも…って楽しいじゃないですか。
しかも、どのパターンでもスプリットが確実にわかるのがいい。
次世代で計画的な繁殖が狙えます。
  

もし、ブルーがイエローをスプリットしていなくても
bbYY で 生殖細胞は bYの1パターン。
子供は
BbYy グリーンspイエロー&ブルー
bbYy ブルーspイエロー
子供達はイエローをスプリットで受け継ぎます。
  
  
第二候補のアメリカンホワイトの場合、
bbyy で 生殖細胞は by の1パターン。
bbYy ブルーspイエロー
bbyy ホワイト(親ブルーがspイエローの場合のみ)
が生まれます。



★おまけに、表記について
spアメリカンホワイト=spアメリカンイエロー&ブルー。
まったく同じものを指しています。
なので表記はお好みで。自分で把握できていればOK。
私は、イエローとブルーは独立していてリンクして動くわけではないことから、「イエロー&ブルー」の表記を好んで使っています。

同じように、よく見るのは
spアルビノ=spルチノー&ブルー。
これも同じことを指します♪
  
たまに、父グリーン母ブルーだから、ブルーspグリーン、といった表記を見ます。
が、これはちょい違う。
劣性因子を「隠し持ってます」状態がいわゆる"スプリット"だからです。

にほんブログ村 鳥ブログ マメルリハインコへ
にほんブログ村

コメント

非公開コメント

ほんとに

文系ですか~?
とっても分かりやすい説明でした。
○%の確立で○○のspを持ちます、の意味も。
空くんはブルーspファローらしいです。
お嫁さんがくるとしたら、どんな子がいいかな。
夢想するだけはしてみよー。

空ママさま

そういっていただけると、ほっとします。
生物図説そのまんまスキャンして画像貼り付けたい衝動にかられながら書きました。
   
お父さんともお母さんとも違う羽色の子が出てきたりするのが楽しい。
空くんがお嫁さんをもらうとしたら…?  

文系の私にも

よーく分かりました。
同じ文系のねねさんの説明だからこそ、分かりやすいのかも…
マメは遺伝子が干渉しあわないから、まだシンプルなんでしょうね。
コザクラは、色変りのバリエーションも多彩だから、もっと複雑なのかな。でも致死率まで分かるなんて興味深いです…
あ、うちはコザ1羽です。コメント間違ってました。

じゅじゅさま

ほっ…。少しでもお役にたてたなら幸いです。
  
マメは鳥の中では超シンプルな方です。
だから文系な私でも何とかいけます。
コザクラは複雑だな…と思いますね。カラーバリエーションもそうだし、いろんな遺伝則の因子があるから。コザの致死遺伝で有名というと…ジャパニーズイエローですかね。
私も名前だけで実物見たことないですが。
遺伝則わかると、こういう致死遺伝持つ鳥種でも、どうしたらいいかわかるんだー、と。

なるほど!

初めて投稿します。
マメの遺伝、とても分かりやすいです!
はるか昔に習った「メンデルの法則」を思い出しました。
今後とも、ブログを楽しく拝見させていただきますね。

ゆうゆさま

こんにちは~。
マメの遺伝、だいたいメンデルの法則でいけるんです。
こんなのでも、ちょっとでもお役に立てたのなら幸いです。
 
ユルユルーっと、好きに書き付けています。
また遊びにきてくださいね。

にょろねね(~ねね)